NHK「サイエンスZERO」で、ラボでの拘束ストレスモデルマウス実験が取り上げられました(再放送7月17日土曜午前11:00)

2021年07月15日

7月10日のNHK「サイエンスZERO」で、ラボでの研究活動が取り上げられました。

「“子どもの脳”を守れ-脳科学が子育てを変える」というテーマで、小児科や精神科および脳科学の専門家が最新の情報を伝えています。

グループ長が率いる九大精神科分子細胞研究室では、脳内免疫細胞ミクログリアが精神疾患やひきこもりの病態に関係するという仮説のもとでの生物心理社会的研究を推し進めており、その一端が紹介されました。2時間の拘束ストレスをマウスに与えると、海馬で産生されるTNF-α(炎症を引き起こすサイトカイン)により記憶障害(ワーキングメモリー障害)が起こることを発見しており、そのモデルマウスの動画が登場しました。ラボの若手研究者や大学院生が細胞実験する様子もハイライトしてもらいました。

将来、ミクログリアをターゲットとしたひきこもりの治療法を開発すべく精進いたします。

7月17日土曜午前11:00に再放送がありますので、ご覧になっていただければ幸いです。

番組の様子

 

【追記2021.8.11.】この番組の内容が、『現代ビジネス』オンライン版に掲載されました。

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